maeday020529 余暇政策論
国際学部国際社会学科3年
前田佑介
余暇政策論ノート第2回
―代理人とは−
1
メキシコ代表チームの事前キャンプ地として最有力とされ、組み合わせ抽選会後「メキシコ代表のキャンプは栗山町で行う」と内定が出ていたにもかかわらず、土壇場で福井県三国町がキャンプ地として決定され、栗山町は一転悲劇の町となった。この逆転劇の裏にはメキシコに対する巨額な協力金の存在があったのではないか、と言われているが、その根底には両者を仲介する代理人の影が見え隠れする。三国町は代理人を介在させ、栗山町は代理人を介さずに誘致活動を行った。これが両者の明暗を分けたポイントではないか?
2
FIFA(国際サッカー連盟)の代理人規定
「サッカーの世界ではトラブルを避けるため公認制度が設けられている。 国際サッカー連盟(FIFA)公認の代理人は世界で約60人。日本では7人が登録している。有名選手やクラブには五、六人の代理人が専属でついているケースが多く、国による契約制度や商慣習の相違など、その時の状況によって最も適任の代理人を立てることになる。日本では「Jリーグ規約」で、代理業務を行えるのは弁護士またはFIFA公認代理人に限ると定められているが、代理人を立てる必要はなく選手自身が行うケースもある。FIFAの規定によると、手数料は10%以内。ブラジル代表のロナウド選手がPSVアイントホーフェン(オランダ)からバルセロナ(スペイン)、インター・ミラノ(イタリア)へ移籍した際には、3人の代理人が取り仕切った。二度のチーム移動による移籍金、スポンサー料の合計は50億円を上回り、5億円以上が彼らの懐に入ったという。」
http://osaka.yomiuri.co.jp/oldtopics/monosiri/ms0910.htm Yomiuri On Line より
3 代理人のうまみ
「最大の驚きは、昨年の国際サッカー連盟(FIFA)最優秀選手、ジダン(仏)のユベントス(イタリア)からレアル・マドリード(スペイン)への移籍。移籍金は昨季にフィーゴ(ポルトガル)がバルセロナ(スペイン)からレアルへ移った時の50億円を大きく上回る80億円という史上最高額だ。」
http://www.yomiuri.co.jp/sports/soccer/overseas/20010814.htm Yomiuri On line より